30年前、夜中に襲われた左尻から太ももまでの激痛は私の人生感を一変させました

37日間、3つの大学病院から、それぞれ違う病名を頂き、指示通り、寝たきりの安静にして、最後は、宗教や拝みの慣習なども父母の勧めで試してみました。

人生をあきらめると言う選択肢も考えだした時、出会ったのがゴムバンドと骨盤でした。

内科の父、産婦人科の兄と半信半疑で訪れた治療所は片田舎の長屋にありました。

ようやくうつ伏せになれた私は、先生の施術の痛みに涙をこぼす程でした。

施術後、お尻にゴムバンドをきつく巻かれ、歩くように指示されました。

心の中で・・「歩ける訳ねぇじゃねえか!」・・ダマされたと思い、恐る恐る歩くと・・あの痺れ痛さがほとんどないのです。えっ!何が起きたのだろう?・・その禿げた小父さん先生が神様に見えました。

それまで、1カ月以上寝たきり状態では、やる事が無く、後半は神に祈る事でした。

「この症状を改善できる方法があったら、必ず調べますから・・だから助けて下さい!」

と約束を心の中でし続けていました。

それから30年・・その神様との約束を数年前に果たせた!と思っています

兄と5年、父と20数年、医師の指示下で、現在の米山先生の指示下でレントゲン写真を観察してきて、人類の“真理”の一端に辿り着いたと考えています。

それは哺乳類の持つ頭・胸・お尻の骨格は成長するに従い、必ず形を変えていくと言う事です。これは哺乳類に言える事ですが、人間だけが立位・立って生活すると事で、お尻の骨格には大きな負担がかかることは推測されます。

私は医師の協力のもとで30年「骨盤」という言葉を使用してきましたが、今後積極的に「骨盤」や「骨盤のズレ」などと言う言葉を使用するつもりはありません。

使うとすれば、お尻の骨格くらいが適切かと考えます。

つまり骨盤骨格の診断は医師が担当し、歯科医師は顎関節のズレを診断、骨盤骨格のズレを推測し、患者さんの健康維持や若く快適な人生を送って戴くことが、重要な仕事となり得るのです。

歯科医師・歯科衛生士・歯科助手たちに伝えるべき事

  1. 地域住民の命を守るのはお医者さま、健康を守るのは歯医者さま!です。
  2. 齲蝕歯、歯周病、欠損歯などだけでなく、身体の屋根の部分・咬合のバランス補正は歯科医師しか出来ませんし、身体の土台の部分、骨盤のバランスを推測するのは、歯科医師と歯科医業従事者が、相談しながら担当するべきであると考えます。とりわけ、若年者の歯列矯正の前準備として、ゴムバンド等を使い、簡単に土台の骨盤補正を指導するべきだと思っています。

現在、歯科医師免許を持っていても、歯科医療を行わず、この二つのミッションを伝える事をライフワークとしたいと願っています。